ギザの三大ピラミッドと世界最古の図書館/エジプト・カイロ・アレクサンドリア

こんにちは!

旅中に得たスキル「野宿場所を探し出すこと」なオガタです!
ロシアからエジプトへ移動し、古代エジプト文明を象徴するピラミッドと世界最古の図書館を巡りました!
文明好きから本好き、三角形好きまでぜひご覧ください!


■ルクソール

最初に訪れたのはツタンカーメンのミイラが発見された「王家の谷」があるルクソール。

「王家の谷」内部のヒエログリフ(古代エジプト文字の1種)

「王家の谷」を建設した職人達が暮らしていた集落「ディール・エル=メディナ」。壁画や掘り込みの風合いがすごい.

 


■カイロ

ルクソールからバスでカイロへ移動しました!街中の人と車の数がすごい!

真上からの街中

ロシアで出会った人からエジプトに友達がいるから紹介するよ!と紹介してもらったエジプト人と市内観光に出かけました。

ペプシコーラに勤めているというさわやかなアムール。街中を案内してくれて、ご飯を食べながらワールドカップを観戦し、最後はお土産までもらってしまい、至れりつくせりでした。ありがとう!

 


■ギザの3大ピラミッド


次の日に宿で会った旅行者と早速ギザの3大ピラミッドに行ってきました。道中の電車の混み具合が異常でした。なぜか車内も暗い……。

手さぐりでピラミッドまで向かい無事に到着!

ギザの3大ピラミッドは約4500年前に建設された3人の王の墓であるピラミッドがそれぞれ配置されています。スフィンクスと共に世界遺産に登録され、有名な観光地となっています。

ポリスの乗り物がラクダ

これが最大規模の「クフ王のピラミッド」
高さが138.8mもあるそう。画像下に小さく見えるのが人の大きさなので、どれほど大きいかが伝わるかと思います。

記念に一枚

せっかくなのでピラミッドの内部まで入りました!残念ながら内部は写真撮影禁止のため文章でお届けします。中はサウナのような高湿度で、とてつもなく蒸し熱いです。暗く細長い通路や階段を登った先には

……棺桶のような石造りの箱がひとつ。どちらかというとそこにたどり着くまでの道中が楽しかったです(笑)

1m以上もある大きな石を積み上げつくられたピラミッド。大昔にこんな巨大なお墓がつくられたことに素直に驚きました。

 

ゴミ箱のサイン

スフィンクスと人々


■ピザハット

ピラミッドのすぐ近くにあるピザハット。

情緒もなにもありませんが、このお店ではなんと……。

中からピラミッドが鑑賞できます(笑)ガラスに貼られたお店のロゴマークとのミスマッチ感がシュールですね(笑)


宿の近くのピザパンの焼きたてが美味しくリーズナブルで何度も食べていました。


■新アレクサンドリア図書館


お次はカイロの北部海沿いの都市アレクサンドリア。こちらには世界最古の図書館があり、カイロから日帰りで行ってきました。

乗り合いバスを乗り継ぎ辿り着いた図書館、「新アレクサンドリア図書館」
紀元前につくられた図書館ですが、戦争や盗難によって図書館は喪失してしまいました。その図書館を現代によみがえらせようと新図書館の建設に伴い国際コンペによって設計者が選ばれ2001年に「新アレクサンドリア図書館」として完成しました。

全体の模型
円形のボリュームが斜めに傾き地下に埋っているような建物の外観。
外壁には世界各国の文字が刻まれています。
特徴的な形状の柱に支えられた大屋根と、階段上の書架・閲覧スペース。
屋根の三角形の切込みから安定した光が取り込まれています。
本棚のきれいな照明計画。勉強になります。

開放的でありながら、ヒューマンスケールを逸脱しない空間構成は、とても居心地がよく、集中して本の世界に入り込めそうでした。


存分に満喫して外に出ると、巨大な夕焼けが地中海に浮かんでいました。

神秘的な夕焼けの風景。古代から受け継がれた書物という文明の歴史の偉大さ……。感慨にふけり、しばらくこの夕焼けを眺めていました。

今回は古代エジプト文明を代表する巨大なギザの三大ピラミッドと、現代に人類の叡智を受け継ぐ、新アレクサンドリア図書館でした!


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!

宿のメンバーとカフェで出会ったエジプトの若者たち

オガ旅フォトアルバム~ロシア~

こんにちは!
旅で得たスキル「どこででも寝て体力を回復すること」なオガタです!

今回は番外編として2018ロシアワールドカップに観戦にいったときのフォトアルバムです。サッカー少年だったオガタは世界最高峰のイベントに終始興奮しっぱなしでした!
サッカー好きからイベント、お祭り好きの方までぜひご覧下さい!


◆モスクワ行きの機内

すでにワールドカップが開催しているモスクワに向かう機内にて、初戦の相手のコロンビアサポーターと会いました。席が近かった日経アメリカ人と3人でモスクワ市内へ向かいました。

◆モスクワ市内

早朝に着いたモスクワ、時間が関係なく各国サポーターがお祭り騒ぎで賑わっていました。

◆聖ワシリー大聖堂

モスクワ市内の赤の広場に面するロシア正教の教会。玉葱型の尖塔と鮮やかな彩色が有名な教会。


◆ロシア国立歴史博物館

赤の広場に面した赤色のインパクトが強い外観の国立歴史博物館。

◆モスクワ市内

現地サポーターとスポーツバーからパブリックビューイングで観戦しました。


◆長距離鉄道の車内

チケットの受け取りに日本代表のキャンプ地のカザンへの移動の車内

◆カザンクレムリン

ロシア正教(聖堂)とイスラム教(モスク)が共存している珍しい世界遺産の城塞(クレムリン)。

◆ヴォルゴグラード中央スタジアム

グループリーグ第3戦ポーランド戦!会場はFIFAワールドカップの会場として建設されたスタジアム。FCロートル・ヴォルゴグラードのホームスタジアムとして使用される予定。

 

 

ビールのカップには試合国が印刷されていました。
試合終了後に近くのサポーターと。ものすごく日本感のある方々でした(笑)
ライトアップされたスタジアム

◆Fontan “Iskusstvo”, “Druzhby Narodov”

ヴォルガ川沿いの公園。ロシアワールドカップ時には大階段の下にパブリックビューイングが設置され、サポーターが階段に腰かけて応援していました。

◆ロストフアリーナ

ポーランド戦だけでは飽き足らず、決勝トーナメントのベルギー戦も応援にきました。
国旗がかわいい

 

 

試合は負けてしまいましたが、過去最強といわれるベルギー相手との奮闘はこみ上げるものがありました。

◆モスクワ市内

モスクワに戻り宿の近くにあった味のある建物の屋上。

◆Universitetskaya Square

13万平方メートルもの広さをもつモスクワ州立大学の前に位置する公園。ロシアワールドカップ時にはパブリックビューイングが設置され、多くの試合が観戦されました。
ユニフォームがなかったので持っているあり合わせのインパクト重視のコーディネート。

 


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


オガ旅フォトアルバム~ドイツ ミュンヘン~

こんにちは!
旅中に得たスキル「現地スーパーの食材でパスタをつくること」なオガタです!
今回はドイツ南部に位置するミュンヘンです!個性的な形の建物やテントな宿、こんなところでサーフィン?などお届けします。
色んな形好きからテント好き、サーファーの方までぜひご覧ください!


【München Hackerbrücke】

ミュンヘンの中央に位置する長距離バスターミナル

【München Central Station】

ミュンヘンのターミナル駅。中に入っているカフェやスタンドが充実しており、移動途中についつい寄りたくなってしまいます。

【BMW博物館】

BMW本社の隣の自動車博物館。お椀型のボリュームは吹抜けのらせん状の通路となっています。


【BMW Welt】設計者:コープ・ヒンメルブラウ

BMWの展示場兼納車場。三角形の組み合わせによるねじれから大きなうねりがデザインされた有機的な空間でした。
東屋のようなちょっとした屋根も柱から屋根が延長しているようでした。
吸い込まれそうな大屋根。
展示風景


【THE TENT ムニヒ】

ミュンヘンの宿。サーカス小屋のような大きなテントの中で寝泊まりします。
大きなテントの中に数多くのベッドが並びます。
受付の小屋。

【川サーフィン】

海が遠いミュンヘンのサーファーは川に乗っていました。一部川幅を狭めることで人口的な波をつくっていました。
通行人も眺められることでサーフィンに興味をもってもらえる、身近な場所でできるため、始める敷居も低くなりいいアイディアだなと思いました。

【ミュンヘン新市庁舎】

街の中心部にある新庁舎。ネオゴシック様式の細やかなつくりと外壁の色合いにぐっときました。

【ミュンヘン市内】

ストリートアーティストのレベルが高すぎました……。
「不思議の国のアリス」に扮したスタンドもありました。華やかすぎる色合い……。

【ミュンヘン空港】


世界でここにしかない、空港併設の醸造所とビアガーデン。さすがビール大国!
内装もレトロさの中にビールサーバーが光ります。
疲れた体にビールが沁みました。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


水の都の芸術~イタリア・ヴェネツィア~

こんにちは!
旅中に得たスキル「街の繁華街をすぐにかぎつけること」なオガタです!
今回は”水の都”と呼ばれる水路の景色が美しいヴェネツィアです。
世界一美しい広場、リノベーションされた美術館、ヴェネツィアビエンナーレ国際建築展と盛りだくさんです。水路好きな方からアート好き、建築好きの方までぜひご覧ください!


ローマから水の都、ヴェネツィアまで移動してきました!

100を超える島々からなるエリアで道路の代わりに水路が活用されており、伝統と装飾が融合した街並みは多くの観光客でにぎわいます。こんなに積極的に水と暮らしている街に敬意を表したくなりました。

ヴェネツィア本島の相場が高かったのもあり、今回の宿は電車で橋を渡った先の本土の宿にしました。宿の内装に古いコンテナを使用するなど工夫をこらしており、内部もきれいで居心地がよく、すぐにお気に入りの宿になりました!

宿に荷物を置いたら早速ヴェネツィア本島散策へ向かいます。
本島の電車駅の近くには大きな橋がかけられています。
少し進むとすぐに入り組んだ水路の光景に出会えます。 水路の複雑さと架けられた橋の位置を把握していないとすぐに迷子になります。
こんな行き止まりもしょっちゅう……。
人がすれ違えないようなこんな細い通路もしばしば……。

街を散策するにも簡単には好きなところにたどり着けません。
道中にはこんな仮面もありました。

やっとの思いで、目的地に。ナポレオンが”世界一美しい広場”と称賛したサンマルコ広場にたどり着きました。

時計塔がシンボル。

広場の周りにある建物のひとつ「サンマルコ寺院」。細分化された柱の構成や屋根の上の多数の石造、外壁の細やかな装飾にじっと見入ってしまいます。


■プンタ・デラ・ドガーナ


17世紀の税関だった建物を構造補強や増水対策の観点から修復・保存を目的として改修が行われました。設計者は世界的建築家の安藤忠雄氏。建設時はヴェネツィアの伝統的建物の改修に日本の建築家が計画することをよく思わない地元の人によって反対運動まで行われたそうです。

そんな過程を経て2009年に建物の改修が完成し、20-21世紀の美術品3000点を収蔵する美術館へと生まれ変わりました。

過去の改築による増設された間仕切り壁などを取り、木造トラス小屋組とレンガ壁建設当初の姿に戻しました。そこに構造補強も担うコンクリート壁を追加しました。3つの素材が調和し、洗練された空間となっていました。

 

 


■ヴェネツィア・ヴィエンナーレ国際建築展(2018年5月-11月)

偶数年に開催される国際建築展覧会。今回で16回目を数える展覧会はこの旅で訪れたいイベントのひとつであったため2日間かけて多くの建築と触れ合いました。2会場に分かれて各国からの展示と個別の建築家による作品・提案が展示されています。

・ジャルディーニ会場(市内最大の公園)
日本の展示がある会場から周りました。日本のテーマは「東京発 建築民族誌~暮らしのためのガイドブックとプロジェクト~」でした。緻密なドローイングをメインとした展示で密度の高い展示にエネルギーを感じました。

他の国の展示を紹介します。

・フランス

身の回りの”もの”をメインに展示し、そこから派生した建築を模型にて展示していました。

・オーストラリア

室内の植物が新たな地面をつくっていました。

・デンマーク

地球環境に配慮したシェルターのような球体。説明文が難しくてしっかり理解しきれませんでした。

・オランダ

オレンジ一色の壁に格子状のグリッドが入り、コインロッカーのようにドアが開き、それが扉にもなり隣の部屋とつながっている空間でした。

・セントラルパビリオン

建築家個別の作品などが集まっているパビリオン。
若手建築家からコルビュジエなどの巨匠のスケッチも展示されていました。

 

・アルディーニ会場(旧国立造船所)
2日目は造船所跡の会場を訪れました。倉庫の中に配置される無数の作品達。

今回の旅で最も感銘を受けた建築がこちらです。

「Bamboo Theater」DNA_DESIGHN AND ARCHITECTURE(中国)

竹林の中の劇場。自生の竹を折り曲げてドーム状の劇場をつくるという作品でした。建築の基である空間・場を既存の素材を使い最小限の操作で構成している提案のスマートさとさらにできあがったものが美しい。提案の発想の姿勢と場の作りかたにすごく共感できた作品でした。色んな国で多くの建築を実際に見て回っているのに、最も感銘を受けたものをまさかこの目でみられないとは……。いつか現地を訪れてみたいと思います!

その他の作品はこちらです。

床に寝そべり見上げて鑑賞する作品
繊細な光のグラデーションと線形の模型による幻想的な展示
イタリア館のゲート。建物の背を越えたサイズのエイジングされた鋼板が印象的。

樹脂のような素材の小さなパーツを積み上げて柱・屋根への構成へと展開した作品。

世界中のひもを壁面にとめ、地図を貫き場所を示す展示。

2日間に渡り数多くの建築作品に触れ、多くの刺激をもらいつつ自分のエネルギーを使い果たしました……。美しい水路の街並みから、伝統をこの先へつなげるリノベーションされた美術館、世界の建築のエネルギーに触れた国際建築展と充実した滞在でした!


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。

海沿いに佇む線材によるうねりのパビリオン

古代ローマの風格と芸術の宝庫 コロッセオとバチカン美術館/イタリア・バチカン市国

こんにちは!旅中に得たスキル「日本・韓国・中国人を一瞬で見分けられるようになったこと」なオガタです!今回はローマを代表する円形闘技場 コロッセオと、所蔵品数・大きさが世界最大級のバチカン美術館です!2000年の時代の経過をコロッセオで感じ、絵画を初めとする美術品に全身で触れられるバチカン美術館。古代ローマ好きから、闘技場、アート好きな方までぜひご覧ください!


最初は西暦80年に建設された有名な古代ローマ時代の闘技場、コロッセオ。建物は楕円形で長径188m、短径156m、高さが48m、約5万人収容できる大きさです。

外観の黒い穴は足場用の木材を固定するための穴。 なんとか持ちこたえた外壁と、円形の建物のアーチの曲がり具合にグッときます。

1時間半ほど外で待っている間、観光客に水を売っていたおじちゃんたちが、警官がきた瞬間商品を置いて一目散に逃げていくというなかなか見れない瞬間に立ち会いました(笑)そんな余興も見つつようやく中へ!
天井が高く、両側の大きなアーチが並ぶ通路を進んでいきます。

通路途中の看板の中には小さな兵士が(笑)
当時の再現模型。精巧な作りであったことが伺えます。

現在の建物はコチラ!

外壁や床などの原型は留めつつも中央に向かう斜めの壁や梁では崩れているのが見受けられます。中央の壁が立っている場所は地下部分で2階分の深さがあります。ここは剣闘士の部屋や、猛獣の檻、剣闘用の道具などが置かれていたそうです。

コンクリートのみの構成の建物ですが全壊を免れたのは円筒形の形状により、力が中央へ集まり建物全体で応力を分担できたためです。この斜めの壁がうまく作用しているのでしょうね。

当時の眺め
現状の建物

当時の眺めと現状の建物。円形方向のアーチはきれいに残っているのが伺えます。

場所によって鋳鉄にて補強が行われていました。
崩落場所があってもアーチの連続はなんとか残っています。

さすがローマを代表する建物だけあり、当時の技術と2000年の歴史を体で感じさせられる建物でした!


次はバチカン市国内にあるバチカン美術館です。

約500年前に建てられた、世界最大級の所蔵品を有する美術館です。展示コースはなんと7kmもあり、隅々まで見て回るのには1週間かかるとも言われています!

壁から天井にまで及ぶ美術品には圧倒されます!
パンテオンを想起させるドーム型の室。ドーム天井のレリーフはすべて絵で描かれています!

 

トイレの階段。スリップ注意の表示が可愛い。
中央に位置する中庭。開放的で気持ち良かったです。
ここは地図のギャラリー。両側の壁面120mに描かれた地図のギャラリーなんですが、まず天井の絵画と彫刻のまばゆさに目を奪われます!

1500年代に描かれた地図。地球の全貌がやっと見え始めた時代の地図と思うとワクワクしました!

ここはもはや至るところが絵に覆い尽くされていました。
こんな巨大な絵が平然と飾られているスケールのでかさと、色味の深さにじっと見入ってしまいました。

写真を撮れなかったのですが、最後にはシスティーナ礼拝堂がありました。ここは天井に「創世記」、祭壇壁画に「最後の審判」が描かれている最大の見所です!
ミケランジェロが4年もの歳月をかけて描いた超大作を思う存分に眺めて堪能しました。

最後は出口へと向かう螺旋階段。

この階段、上りと下りが分かれている構成なのですが、上下が一つに見える不思議な階段となっています。その操作のひとつとして、床の色分け(白とグレー)の間隔を変えていたり、色味を変化することでそのような錯視効果を生み出していました。

 

作品の数とエネルギーに圧倒され見終わったころはヘトヘトになりましたが、しっかりと充実感が残る世界最大級の美術館でした!


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。

コロッセオのスケールにかすむオガタ

オガ旅フォトアルバム~イタリア・ローマ~

こんにちは!
令和初日にiPhoneを道に落とし再起不能になり、新しく携帯を買い替えて新時代の幕開けを感じさせられたオガタです!今回は有名建築目白押しのイタリア・ローマです!西洋建築史を代表する建築から、街中案内人の乗り物、おしゃれすぎる警備員、威圧感満載の彫刻まで盛りだくさんです!
ローマ好きから彫刻好きの方までぜひお楽しみ下さい!


【ローマ・テルミニ駅】

 

1862年開設のローマの玄関口となる中央駅。
曲線でうねる屋根に力強さを感じました。

【トレビの泉】

人気の観光スポットであるバロック時代の巨大な人口の泉。

 

後ろ向きにコインを泉へ投げ入れると願いが叶うという言い伝えもあるせいか、すごい人だかりでした!

【ローマ市内】

街中の案内の人はセグウェイ仕様でした(笑)

【スペイン広場】

映画「ローマの休日」で有名な広場・階段。近くに「スペイン大使館」があることからスペイン広場と呼ばれるようになったそうです。


【パンテオン】

世界最大規模の石造建築の神殿。元々ローマ神を奉っており、時代の変化によりキリスト教の聖堂として使われることで神秘的な空間が現在まで維持されてきました。
平面プラン
屋根に開けられた採光用の開口から差し込む光が神秘的
開口越しの空
アーチ構造のつなぎ合わせと上にいくほど軽量化することで成り立っている構造。

【サン・ピエトロ寺院】

バチカン市国内にあるカトリック教会の総本山。
警備員の格好がおしゃれすぎます
平面プラン
アーチの構成と天井の色味、さらにそこから差し込む光のバランスのとり方が見事でした。

【スタディオ・オリンピコ・ディ・ローマ】

ASローマのホームスタジオ。中には入れず外観のみ。
CONI – Sele Legale(敷地内のスポーツ複合施設。)
地面の装飾の味のある人に惹かれました。
隣にあるグランド。その周りの彫刻の威圧感がものすごい(笑)

【真実の口】

 

真実の口がある教会(サンタ・マリア・イン・コスメディン教会)の塔が象徴的でした。
入口の真実の口を外から眺め、次へ移動しました。

【コロッセオ】

 

コロッセオと逆光なオガタ

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


おとぎの国の集落 アルベロベッロのトゥルッリ/イタリア

こんにちは!旅中に得たスキル「いろんなものでビンのフタを開けられるようになったこと」なオガタです!
クロアチアの次の国モンテネグロからフェリーで地中海を渡りイタリアへ上陸しました!今回は「おとぎの国」といわれるイタリア・アルベロベッロの集落です!物語の世界に迷い込んだような真っ白い壁とかわいらしい円筒型の屋根。寝不足の中フェリーから電車と乗り継いだ移動でへろへろな状態でしたが、世界遺産の街並みで一気に元気になりました!
おとぎ話や物語好きから白いもの好きな方までどうぞご覧ください!


 【モンテネグロ】

モンテネグロから乗ってきたフェリー。出向が3時間遅れたのに時間通りに到着した奇跡の運行(笑)


【イタリア】

イタリアの街並み(バーリ)

イタリア共和国プッリャ州にあるバーリ県全体の地図はこちら。

どこを切り取っても絵になる街並みのポテンシャルの高さ!
電車でアルベロベッロまで移動します。


【アルベロベッロ】

アルベロベッロは、イタリア共和国プッリャ州バーリ県にある基礎自治体。 


最寄りの駅から歩いていくとトゥルッリが見えてきました!

イタリア南部のプッリャ州に多く見られる形式の住居をトゥルッリと言います。


もう少し進んだ先の高台からはこの景色!

 

間近で見ようと下へ降りて集落へと向かいます。


斜面に立ち並ぶ家々。

 


ここは16世紀ごろに建設され、白い壁に円錐型の石積みの屋根が特徴的な世界遺産の集落です。シンプルな形に異世界の印象を与える白い壁の景観がすごい!
現在は観光地としてショップやレストランの用途として使われています。

 


白い壁に映える水色のドア

 

と、控えめな窓

また白い壁と相性バツグンな緑の植物!

 

こんなきれいに建物に沿って育つなんてすごい

街の人々の日常のワンシーンにほっこり

 

レトロさ満載の水道ポンプ

坂を登り切ったとこには教会がありました。

協会の場所はこちら↓

平面的にはそこまで大きくないですが、天井が高い石造りの教会は汗だくの体を涼めてくれました。

 

 

 


■屋根の話

屋根は構造体として土台を石材で作った上に、平らな石灰岩をうろこ状に積み重ねて仕上げられます。

地形のような屋根の連なり

 

少し注意して見ると、屋根の底部に側溝がつくられ最下部に排水口が設置されており、水の道が計画されていることが伺えます。

 

■屋根の尖塔の話

 

ピナクル(小尖塔)と呼ばれる家の頭頂部に位置する装飾の起源は、古代神殿にまつわると言われます。古代の神殿に祀られた神々が建築物の頂きに置かれた石によって表されていたというものです。また、ピナクルの持つ意味合いとして、古くからの太陽神信仰から丸みを帯びた柱頭は太陽を表しています。

■模様(シンボル)の話

屋根に石灰で描かれた様々なシンボルと呼ばれる模様。
古代の習わしでは祈願を込めて住人の星座に呼応した表象を家に描いたそうです。そこから文化的・宗教的価値が融合した結果、3つの起源によるシンボルが描かれることになりました。

・キリスト教由来

太陽を模してキリストを意味する表象としたシンボル

・古代文化由来

ゼウス(ギリシャ神話の全知全能の神)の表象(手前から2つ目のシンボル)

・秘術的(占星学)由来

神のもとに昇っていく地上界、地獄界からの祈り

不思議な記号による神秘的な雰囲気がいいですね。
このような意味を知ると街並みがまた変わった見え方をしてきます。


炎天下の中歩き回ったので、休憩がてらしっかりビールをいただきました(笑)


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

アルベロベッロと髪ボサボッサなオガタ

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


「紅の豚」の街/クロアチア・ドゥブロブニク

こんにちは!旅中に得たスキル「各地の最安ビールをすぐに見つけられるようになったこと」なオガタです!今回は「アドリア海の真珠」といわれるクロアチア・ドゥブロブニクです!舌を噛みそうな名前の都市ですが、ジブリ映画「紅の豚」の舞台となったことで有名な観光地です。要素がぎゅっと詰まっており中世の街並みにうっとりしてしまう場所でした。
複雑な入り江好きの方からジブリ好きの方までどうぞお楽しみください!


ブタペスト(ハンガリー)からバスで向かったクロアチア。夜中のバスの乗り換えでは人気のないバスターミナルで3時間も待たされ、存分に心細さを味わされた道中でしたが、終盤のアドリア海沿いの道ではこの景色!

一気にテンションが上がりました!

街に着き、宿で少し休んでいたらもう夕暮れに。宿近くの船着き場。山に並ぶ建物が夕焼けに映えます。

そのまま歩いて旧市街へ向かいます。地中海交易の中心として栄えた世界遺産の街です。中に入ると早速正面から行進してくる正装の集団!すぐに道を空けました(笑)

大通りから一本横道に入るとすぐに狭い路地につながります。この狭さが席となるレストランがいたるところにあります。

街中で楽器の演奏や歌のパフォーマンスとそれに聴き入るオーディエンス達。

 

ほどよく賑わう歴史的な中世の街並みでした。


起きたら停電になっていたせいで強制的に宿から出るしかなかった次の日。この日は山頂からの絶景を眺めに街の背にある山へ向かいました。こちらの家はこんなシンプルだけど豊かさのあるテラスが多くみられ、街のゆとりを感じました。

ゴンドラで乗れば10分もかからずに登れる山ですが、最大限に景色を楽しむために歩いて登ろうと決意。

登山口

炎天下の中、つづら折りの山道をひたすら登ります。

登り始めはまだ周りは木に囲まれ、乾いた土と大小の石が散乱した道をもくもくと登ります。半分を越えたあたりから少しずつ景色が開けていき、開放感が増します。

立ち止まり、振り返ってみると……。
この絶景!!!!

疲れが吹き飛ぶほどのこの眺め!
汗でTシャツがびしょびしょになりながら登ったかいがありました。


山頂に着くとかつての砦がそびえたちます。

この中では内戦のできごとを伝える展示が行われていました。
写真や映像を通して発信される内容には昨日行った旧市街での内戦の様子も映されていました。何も知らずに歩いていた昨日の自分を恥じました。

 

山頂の展望台から改めてみる街並み。

ズームしてみてもオレンジ!!

 

ボートが並んでいる港がかわいい

しっかりと「アドリア海の真珠」の街並みを堪能し、登ってきた道を引き返しました。


昼の旧市街。周りを取り囲む城壁には要塞が配置されています。

 

カヌーで海へ出る観光客達。

 

山頂からみたボートが並ぶ港。近くでみるとまた異なる視点で楽しめます。

昨日行けなかった旧市街の海側のエリアに進みます。奥へ進むとどんどん狭く、さらに坂道になり複雑な道。そこから中心地を見るとこの違い!余計に好きになりました(笑)

ここのエリアは旧市街内の建物をホテルにコンバージョンしています。

 

この看板が目印

 

内戦の状況を伝える写真の展示

 

哀愁漂うしょんべん小僧もどき(笑)

宮崎監督もこの街の景色を見て、作品のイメージを膨らませたのかと思うと感慨深いです。


余韻に浸りながら次の街、モンテネグロのコトルへ!向かう道中ではまさかのバスで湖を渡る斬新さ!(笑)いちいち驚かされる旅です(笑)

旅人ぶっているオガタとドゥブロブニク

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


オガ旅フォトアルバム~ハンガリー~

こんにちは!

メールのレスポンススピードを上げようとしていたらいつのまにか語尾が「!」だけになってしまっていたオガタです!←(早速……笑)

中央アジアからヨーロッパ入りし、着いた場所はハンガリー・ブダペスト。ドナウの真珠と呼ばれる街並みに着いて早々惚れてしまいました。川がある街っていいなぁとしみじみ。ナトリウムランプに照らされた街並み、どこを切り取っても絵になる川沿いの風景、教会から温泉まで盛りだくさんです!

川好きの方からナトリウムランプ好きの方までぜひご覧ください!


【ブダペスト市内】

空港のデザイン性溢れるタクシー案内所
街中で佇む看板を吊り下げられた全身緑の自転車
川沿いにはにぎやかなオープンテラスが立ち並びます。

【ドナウ川】

どこを切り取っても絵になるドナウ川。都会過ぎずどこか落着きを感じられるこの川沿いが好きでした。
夜になると橋のこの迫力!
対岸の街並みがナトリウムランプにライトアップされています。

【ドナウ川遊歩道の靴】

川沿いにはこんな場所もありました。

「ドナウ川遊歩道の靴」と呼ばれるここは、ユダヤ人の迫害時代、当時貴重であった靴を脱がせた上でここから射殺し、川へ流したそうです。一見するとおしゃれなフォトスポットに思われますが、過去を忘れないためのれっきとしたモニュメントでした。

 

 

 

 

歴史の重みとは対照的にやけにきれいな夕日でした。

【マーチャーシュ聖堂】

坂を登り川を挟んで西側のブダ地区へ行ってきました。カラフルな屋根のタイルと細やかな装飾から感じられる中世の雰囲気。

【ブダ地区】

たまたま空には丸い虹が!!
こんなお茶目な消火栓もあります(笑)

【漁夫の砦】

白亜の塔が並ぶ漁夫の砦。ここからドナウ川とブダペストの街が一望できます!

 

銅による模型。味しかない!

 

開口越しの眺め

 

結婚式の撮影まで行われていました!

 

ここに入り、上に登っていきます!
最上部のテラスで記念写真。日差しがまぶしかったです……。

【ルダシュ温泉】

このたくさんの目がついたような屋根の建物、温泉なんです。ハンガリーでは普通に温泉が街中にあるので行ってきました。ハンガリー最古のトルコ式風呂の「ルダシュ温泉」。浴槽に入るときはふんどしのような前掛けを借りそれを履いて入ります。お湯はどちらかというとぬるめでしたが、その分サウナが入ってもすぐに出てしまうほど暑かったです!


【地下鉄内】

移動の電車内。天井から皮が吊下がっており、まさに「吊革」でした(笑)

【ブダペスト市内】

帰りに通りかかった広場。照明がカラフルで楽しげな雰囲気。
みんな地面に座ってくつろぎながら楽しそうでした。

【ハンガリー国立歌劇場】

 

せっかくなのでオペラを見ようと歌劇場に行ったのですが、2日間連続チケットが売り切れで泣く泣くあきらめました……泣
見れる範囲の内装だけ見て帰りました……。

【国会議事堂】

夕暮れの国会議事堂

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。


オガ旅フォトアルバム~カザフスタン~

こんにちは!カザフスタンのラグマン(中央アジアの麺料理)の写真を見て、ラグマンロスになっている麺好きなオガタです!今回は中央アジア最後のカザフスタン。不思議な出会いのメンバーとの山登り、どこか気になってしまう地元の民家、近未来感たっぷりの都市、そして旅仲間とのうれしい再会などなどです!
3月になってもなかなかあったかくならないなぁと春を待ち焦がれながらぜひご覧ください!


【Hotel sweet home】

シムケントの宿。他の宿泊者がいなく貸し切り状態。棚にぎっしりの本が印象的でした。

【シムケント市内】

歩道の上を通る黄色いガス管。この管が街の景観を特徴的なものとしてました

【アルマトイ市内】

かつての首都であったアマルトイへ移動してきました。宿であった現地の人にすすめられ街歩きをして出会った民家。

 

カラフルな色使いとマンサード屋根という勾配が2段に折れている屋根形状が特徴。屋根裏部屋の天井が高くとれるもの。この形の家が多かったです。

 

雨による外壁色の変化によってすごく味が出ている家。

【カザフスタン国立中央博物館】

モスクで会ったおじちゃんと来た博物館。そこで出会った香港のバックパッカーと地元の弁護士さんとの記念写真(笑)

【メデウ】

そのメンバーでアルマトイのオススメの山へ行きました。急な階段を必死に登ります。

 

ぜーぜー言いながら階段を登るとこの絶景!一気に視界が開け飛び込んできた緑と雪の山並み!

 

ここで楽器を持って歌っているグループの人たちと記念写真。

【Presidential Palace】

北上し首都のアスタナへ移動しました。日本の建築家黒川紀章氏が都市計画をされた街となります。金ぴかの塔は首相官邸の両側を守ります。

【アスタナ市内】

道をまたいじゃう建物

【Library of the First President of Kazakhstan – The leader of the Nation】

〇 空に向いた円形の図書館。

【ドヴォレツ・ミーラ・イ・ソグラシヤ】

△ ピラミッド型の歌劇場。中には入れず外観のみ。

 

歌劇場の敷地内にあったの入口の洞窟。それぞれの建物を見た後だったので興味深かったです。

【Kazakhstan Central Concert Hall】

重なりあった壁が形づくるコンサートホール

【アライ】

宿から見えた白い木々がファサードのレストラン

【ハズレット・スルタン・モスク】

白いモスクまでありました。

・ボソラグマン

建物の箸休めに食の写真を挟みます(笑)前回ご紹介したラグマン(うどんに近い麺にトマトベースの味付けの麺料理)の汁なしバージョン。こちらもやみつきになるおいしさでした!

【バイテレク】

夜のアスタナに移ります。アスタナを象徴する塔。ライトアップによりシンボル感が一層増します!

【アスタナ市内】

かすかなうねりのある外観。
バイテレクからのびる道上の建物。その奥のエンターテイメントセンターが合間からのぞきます。

【アルマトイ市内】

アマルトイで再会した旅仲間。ちょうど同時期に近くにいるとのことで現地で合流。彼は自転車でユーラシア横断中のつわもの。日本で旅の準備をしている期間に知り合い、お互いの旅先でまた会えたのがすごく感慨深かったです!二人でしっかり現地のウォッカをいただきました(笑)

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした。