奇想天外なウユニの建築/ボリビア

こんにちは!ボリビアに着いた途端、高山病にかかったオガタです!(早速薬を買いに行きました)

今回はそんな標高が高いボリビアのウユニ。(ちなみに標高が3600mほどで富士山並みです……。)青一面の鏡張りの絶景が有名な場所ですが、その塩湖に建つ建築特集です!○○でできた建築、サボテンに囲まれた建築?!などなどご紹介します。サボテン好きから○○好き、塩湖好きの方までぜひご覧ください!


チリのサンティアゴからバスで1日半かけてボリビアのウユニまで移動してきました。(移動で疲れた……泣)

チリ~ボリビアの国境付近の建物。ナウシカの王蟲に似てる(笑)

ウユニの街中です。

道端のマーケット

こちらも道端にあるなにやらボックス型のもの。ゴミ箱かなにかと思いきやこれもショップでした。

ウユニの街中から塩湖までは車で1時間ほど。早速僕も絶景を拝みに行きました!


早朝の鏡張り!
こちらが本来の塩湖。 空と大地がくっきりと色分けされています。

こんな塩湖に建つ一見普通の建物。

実はこの建物、塩でできているんです!!!

壁や柱からテーブルやイスまでも全部塩!見事なまでの地産地消ですね。

気になって調べてみたら塩の建築は他にもいくつか存在するそうです。立地としては岩塩鉱山や砂漠などとのこと。建築の可能性を感じさせられます!

塩の建築の近くにあるダカールラリ―レースのポイントとなるオブジェと世界の国旗。


お次は湖の中にあるサボテン島の建築です!

塩湖全体の模型。白い湖の中に点々とあるのが乾季の時期に行くことができる島です。この中のひとつに島中サボテンにおおいつくされている「インカワシ」という島があります。

見渡す限りのサボテン。
こんなところにも建築があります。人間ってたくましいですね。
東屋もみられます。
もはや周辺に溶け込んでますね。
三角屋根に石を練り込んだ壁
軒裏
こちらはサボテンが建物の一部と化していました。
落書き?いいえ、看板です 。

人が住んでいるのか?どのように暮らしているのか?どう利用しているのか?

などなど興味がつきません!


 今回はウユニの街並み、塩でできた建築、サボテンと共存する建築をご紹介しました!こんな建築と出会えるのでウユニ塩湖は乾季の時期もオススメです!建築の作り方の可能性や自然との共存を考えさせられたウユニでした!

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!

幻想的な朝

地球の裏側で友達と再会!サンティアゴ・プンタアレナス/チリ

こんにちは!パタゴニアから北に向かおうとしてもシーズンでないため、一度地球最南端の街まで行かないといけないことがわかり、さらに南下することになったオガタです!

今回は地球最南端の街で恐ろしい精霊に扮する民族との出会いや、日本で出会ったチリ人との再会などをお届けします!民族好きから最南端好き、再会好きの方までぜひご覧ください!


パタゴニア地方のエルカラファテを早朝に出発し、世界最南端の都市へ向かいました。アルゼンチンからチリへ国境を渡り、途中バスを乗り継ぎ夕方頃にプンタアレナスに着きました!

乗り継ぎのバスターミナルの中でぐっすり寝ていた犬(笑)

相変わらず寒いですが、この街ではさらに風が強い!

樹木もこんなにボーボーに(笑)
カラフルな外壁
風除けも備えたボックスタイプの靴磨き屋さん
今夜の宿

味のあるオーナーと番犬が経営する宿で、内装はオーナーが全てDIYでつくられたそう。いつも工事中で「なかなか終わらないんだよ」と笑いながら話すオーナーが印象的でした。この日は他に宿泊客はおらず貸し切り状態でした。


一泊し、次の日の午前中。出発までの時間、少し町を散歩しました。

高台から見えた船がやたらと迫力がありました。そしてなぜか「海が高い」という初めての感覚を受けました。緯度が高くなるとそんな風に見えるのでしょうか……。

下まで降りて海沿いへ。朽ちている桟橋がより雰囲気を演出します。

街をふらっと回った所でもう出発の時間に。名残り惜しさを感じつつ空港へ向かいました。

空港ロビーのオブジェ。透明な板で形作られた輪切り状のくじら?

そして、この町で気になっていたこの存在!
街中やお土産物として見かけたついつい見入ってしまう像。
これは「セルクナム族」という石器時代の狩猟民族の衣装だとか。
神聖な成人式での儀式にボディペイント・コスチューム・お面にて恐ろしい精霊に扮するという民族です。
ウルトラマンの怪人のような独特のいでたちは(一部の)人々を魅了します。
気になってしまった方はぜひ「セルクナム族」とネットで検索し、奥深いこの民族を堪能してみてください!(笑)
セルクナム族に別れを告げ、サンティアゴへ向かいました。


サンティアゴではこの旅でのミッションの内の一つがあります。それは「ダニエルにタバコを渡す」というものです。

チリ人のダニエルとは2~3年前に東京の路上で共通の友人を通じて知り合いました。日本のタバコが好きだったため、「今度旅に出るからそのときチリまで届けるよ」と約束し、出発して早1年経過。その間にダニエルは日本を訪れており、わざわざ古いタバコを渡されるということになってしまいました……。ごめんね。
久々の再会ではありましたが、自宅に招いてくれ、サンティアゴ滞在中はずっとお世話になりました。

ダニエルにお土産の贈呈!ミッションクリア!

サンティアゴの建築をいくつかご紹介します。

ダニエルが街の地図を描いてくれました!うれしい!

■モネダ宮殿文化センター

なんと大統領官邸の下にある美術館です!

巨大な国旗が目印です。

大きなスロープで地階へとアプローチする構成です。

上を見上げると地上レベルの空が見えます。

■一風変わった街中の建物達

よーくみてみるとバルコニーのガラスが入る位置、入っている割合がそれぞれ異なっています。チリではガラスをアレンジするのは自由にできるのでしょうか。
多様な空間性が現れており興味深かったです。

市内東側エリアの高層ビル。上にいくにつれ小さくなりつつ上部は切込みが入り開いていくような形態。意匠的なコンセプトが気になりました。

市街地の電話会社のオフィスビル旧タイプの携帯電話をモチーフにした建物。社会の進歩に取り残された建物が皮肉を帯びて佇んでいました。


■サン・クリストバルの丘

中心市街地の北側に位置する標高880mの丘。てっぺんではマリア様が見守っており、サンティアゴ市内を一望できます!ケーブルカーで登れるのですが、乗車客の長蛇の列により徒歩で頂上まで登り切りました。泣

丘から眺めるサンティアゴ市内
大気汚染が問題となっているサンティアゴは市内全体が霞んでみえました。

■街歩き

ダニエルとローカル酒場巡りへ!

セビーチェ/海鮮と野菜を混ぜたマリネのような料理。おいしかった!
ピスコサワー/チリで主流の果実原料の蒸留酒「ピスコ」をサワーで割ったドリンク
ビール工房がある酒場ではトイレがビールの樽で造られていました(笑)
帰り路、ストリートミュージシャンのギターを奪って弾き始めるダニエル(笑)
ダニエルが急に路上の警察官に写真撮影をお願いしたら意外にも乗り気で撮影してくれた警察官との記念写真

などなどダニエルのおかげで存分に満喫したサンティアゴでした!


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!

サンティアゴ最終日。アディオス!ダニエル!