オガ旅フォトアルバム~五感をフル活用!メルボルンのアートイベント「NGVトリエンナーレ」~

こんにちは!好きな空間は縁側(サザエさんちのやつ)、オガタです。

今回は今年の4月に見に行ったメルボルンのアートイベントのフォトアルバムです。「NGV(ビクトリア国立美術館)トリエンナーレ」は32ヶ国から選ばれた100名以上のアーティストが参加する現代アートのデザインの国際展です。たまたま記念すべき第1回目の展示が滞在中に開催されていたので見に行ってきました。身近なものを使った子供が遊べる作品や、ユニークなイスたち、頭の中までお花になりそうな花だらけの部屋、異例のコラボや戸惑いを隠せない頭蓋骨たちなど盛りだくさんです。どうぞご覧ください!

編集注)ビクトリア国立美術館は、オーストラリア最古の美術館です。今回尾形くんがレポートしている「NGVトリエンナーレ」は展示期間は2017年12月15日(金)~2018年4月15日(日)までとなっておりましたので、現在は終了しております。常設展を含め、基本的には無料となっていて、今回の展示も無料でした!次回のトリエンナーレ(=3年に一度開かれる国際美術展覧会)も楽しみですね!

 【ビクトリア国立美術館】


まずは身近なものを使い子供達が遊べる作品から。 ひし形から展開される模様。これの材料は……

なんと スポンジ でした!
お次はこちら。透明感のある素材でぼやーっとカラフルな奥行が感じられます。
これは バドミントンの羽 でした!(最近バドミントンやってないなぁ……。)
最後はこちら。細かい材料でものすごい数が使われています。これは……
洗濯バサミでした!身近にあるものでここまでのアートになるとは驚きです。

次の展示室に移動すると最初に目に飛び込んできた鏡面仕上げのなにかのカーブ。ん?とあたりを見渡すと……
色んなユニークな形をしたイスたち。こちらは日本のデザインオフィスnendoの作品の「マンガチェア」。マンガにでてくるような形の50個ものイスの展示です。
空に浮かんでそうなイスや……
今にも歩きだしそうなイスなど遊び心あふれる楽しげな展示でした。

お隣の部屋には赤い花づくめの部屋。こちらは草間彌生さんの作品。ドット以外の作品を作られていることにビックリ(笑)部屋の中ではみんなが写真を撮ることに夢中になってしまうほど幻想的な部屋でした。
せっかくなので中に入ろうとしたら、なんと1時間待ちの行列ができていて泣く泣くあきらめました 泣

編集注)こちらは来場者参加型の展示で、赤い花のシールを来場者が貼って一緒に作品を作り上げるというものです。人気が出るのも納得です!


お花部屋をあきらめ次に移動しようとしたら床に寝転がっている人が。上を見てみると……。
天井一面のステンドグラスが!

ここは数える気も起きないほどの数の糸が使われている作品。
カラフルな糸の重なりと幾何学模様の構成に思わず見入ってしまいました。
設置箇所はこんな風に留められていました。
鏡を用いたハートの形や
糸の壁を貫く糸の軌跡。作品の美しさの裏にある作業量を考えると気が遠くなりました……

こちらも日本のアーティスト、チームラボによる作品。人の動きの影響を受けて渦が生まれるデジタルインスタアレーションです。

中にずっといると人の感覚の何かが変になりそうな不思議体験でした。せっかくなのでチームラボの公式動画をご覧ください。


自然に生育している樹の後ろに白を立て、キャンバスに見立てて、絵にしてしまう作品。

会場に入って最初に目に入る巨大な作品。仏と天使のコラボ。

 

仏さまもこの表情。

浮遊するクラゲのような作品を、土台の鏡にて下から覗き込み、異なる見え方がされる作品。

パリの地下納骨堂にインスピレーションを受けた、100個もの巨大な頭蓋骨が積み重なり散らばる作品。


イベントのメイン写真に使われている、絨毯が溶けだしたような作品。


カーペットで作られた地形の上に寝転がり、天井の鏡で上からの眺めを体感する作品。みんなが楽しそうに寝転がっていて平和な光景でした(笑)

こんな魅力的な作品が盛りだくさんだったビクトリア国立美術館にて、2018122日~201947日の期間Between Two Worlds Escher × nendo」展が開催予定です。錯視の絵で有名なエッシャーと、NGVトリエンナーレにも出典していたnendoのコラボレーションによる展示です。期間中にオーストラリアに行かれる方や、長期休みに海外に行く予定の方はぜひ訪れてみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形雄樹でした!

 


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